国宝の映画と原作小説の違いは?見る順番はどっちが先がいいか、ということで話題の作品についてまとめました。
2025年に映画が空前のヒットとなっている「国宝」。
任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公の50年を描くという壮大な作品です。
映画の上映時間は3時間にも及ぶ大作なのですが、あっという間だったと絶賛の声が多いですね。
一方「吉田修一の原作小説の方が好き」という原作派も結構いらっしゃるみたいで、内容が気になるところ・・
映画と原作小説はどのように違うのか、そして見る順番はどっちが先がいいのか。
ネタバレに配慮しつつ、国宝の楽しみ方についてまとめていきます!
Contents
国宝の映画と原作小説の違いは?
国宝の映画と原作小説との違いは、主に登場人物の描写・内容の情報量・スピード感・ラストシーンがあります。
ざっくり言うと物語の本筋をテンポ良く楽しめるのが映画。
さまざまな登場人物のエピソード、心情をじっくり楽しめるのが小説といったところでしょうか。
どのような違いがあるのか、さらに詳しく解説していきます!
国宝の映画と原作小説との違い① 登場人物の描写が違う
映画と原作では登場人物の描写の仕方が違っています。
映画の国宝では主要人物である、立花喜久雄(演:吉沢亮)・大垣俊介(演:横浜流星)・花井半二郎(演:渡辺謙)の3人が主にフォーカスされて描かれます。
一方原作小説では、春江(演:高畑充希)・藤駒(演:見上愛)・彰子(演:森七菜)といった女性キャラも含め、脇を固める人物についても丁寧に描かれています。
国宝の映画と原作小説との違い② 内容の情報量が違う
吉田修一の、国宝の原作小説は上下巻で約800ページという大ボリュームです。
多数の登場人物の心情やエピソード、歌舞伎の世界についてなどが事細かに盛り込まれています。
小説は映画版に比べて情報量がとても多く、じっくりとストーリーを楽しめます。
国宝の映画と原作小説との違い③ スピード感が違う
国宝の映画版は原作小説と違いスピード感があり、テンポ良くストーリーが進んでいきます。
言葉よりも、役者の演技で見せていくような演出となっています。
原作小説の膨大な内容を3時間の映画にまとめており、メインのストーリーを分かりやすく楽しめるのは映画版の良さかも。
国宝の映画と原作小説との違い④ ラストシーンが違う
ネタバレになるので詳しくは伏せますが、国宝の映画と原作小説はラストシーンが違います。
いずれも考えさせられる衝撃のラストですが、全く異なるシーンとなっています。
これはぜひ原作小説と映画を両方見て、ご自身で味わって下さい!
国宝の見る順番はどっちが先がいい?
国宝の映画と原作小説の見る順番はどっちが先がいいか、正解はありません。
楽しみ方の好みで決めれば良いと考えます。
どちらかを先にしないと駄目なんてことはあまりないので、安心して好きな方を選べば良いでしょう。
見る順番によって楽しみ方が若干違ってくるので、そこについてもう少しご説明していきます!
国宝の見る順番は映画が先がいい?
主要人物にフォーカスしたストーリーを、まずは視覚的に体験したい人は映画から見るのが良いでしょう。
特に歌舞伎に詳しくない方は最初に映像で雰囲気を感じてから、小説の文章で細かい描写をじっくり読んだ方が理解がしやすいかもしれません。
映画では省略されたエピソードやあまり詳しく描かれなかった人物の心情などを、後から小説で補完するのも楽しくて良いのではないでしょうか。
国宝の見る順番は原作小説が先がいい?
最初に原作小説で登場人物たちの背景知識や物語の伏線をバッチリ理解した上で映画を見るのもあり。
映画では端折られてあっさりした展開も、あらかじめ小説を読んで詳しい背景知識があればすんなり楽しめますね。
特に恋愛関係のやり取りは、小説を読んでいた方が映画でより深く理解できるという声もありました。
まとめ
国宝の映画と原作小説の違いは?見る順番はどっちが先がいいか、ということで話題の作品についてお届けしました。
国宝の映画と原作小説との違いは、主に登場人物の描写・内容の情報量・スピード感・ラストシーンといったことがあげられます。
見る順番がどっちが先がいいかは正解はなく、楽しみ方の好みで選べば良いでしょう。
先に映画を見てから小説、逆に小説を見てから映画とそれぞれ異なる楽しみ方ができます。
ぜひ記事をご参考に、国宝という近年まれに見る傑作に触れてみて下さい!
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