「おっさんずラブ映画のラストは切ない?最後の結末をネタバレ!」として大人気ドラマ映画版の印象的なラストシーンについて解説させていただきます!
おっさんずラブは元々2018年にテレビ朝日で深夜放送されていたドラマです。
中年男同士の恋愛をコミカルに描いた少しマニアックな内容ですが、コアなファンを中心に話題となり大人気作品となりました。
続編を望む多数の声を受け、ドラマ終了の翌年2019年に作られたのが「劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」という映画です。
待望のこの映画ですが、テレビシリーズの最終回と比べると手放しでは喜べない切ないラストであるとして賛否が分かれています。
最後の結末ネタバレを含めどのようなラストシーンだったのか解説していきますのでぜひチェックしてください!
Contents
おっさんずラブ映画のラストは切ない?
テレビシリーズのラストは主人公の春田創一(はるた そういち:演-田中 圭)と牧 凌太(まき りょうた:演-林 遣都)が幸せ全開で抱き合い愛を確かめ合うという超ハッピーエンドです。
最終回の幸福度が神すぎてお赤飯を炊いたという人もいるくらい笑
一方で映画のラストはお互いを愛する気持ちはありつつも、離れ離れになることを受け入れるというラストなのでした。
春田を演じる田中圭さんのなんとも言えない切ない表情が話題にもなっていましたね。
テレビシリーズの時のようなスカッとした終わり方ではないので不満に感じてしまった視聴者もいると耳にします。
2人はなぜこのような切ない選択をすることになるのでしょう。
これで本当に良かったと言えるのか。
ここからは切ないラストに至る理由をさらに詳しく考察していきたいと思います!
おっさんずラブ映画のラストが切ないのは仕事のやりがいや成長のため
春田と牧が離れ離れになるという切ない選択をしたのは、お互い仕事のやりがいが異なっていたからだと思います。
春田は本社からプロジェクトリーダーのポジションを打診されますが断るシーンがあります。
春田にとってのやりがいは大きなプロジェクトを率いることや偉くなることではなく、現場に出て地域の人に寄り添った仕事をすることなのでしょう。
開発プロジェクトでの商店街の立ち退き交渉などを通じて、思うところがあったのかもしれません。
一方、牧はシンガポールへの海外赴任の打診を受けることにしました。
牧の場合は対照的に、昇進してより大きな仕事をすることにやりがいを見出しているのだと思われます。
海外赴任というのは絶好の成長のチャンスであると覚悟を決めたのでしょう。
2人にとっては愛する人との時間や結婚と同じように仕事のやりがいや自身の夢、成長も大切なのです。
どちらかが妥協をすれば違った展開もあったかもしれません。
例えば春田が仕事よりも恋愛を取って牧と共にシンガポールへついていくことや、逆に牧が春田と一緒にいるためにシンガポール行きを断るなどが考えられます。
しかしそれらを選ばなかったのは2人が本当に大切なことは何かを考えて決断できる立派なオトナだからです。
「仕事と私どっちを取るの?」みたいな軽いものではありません。
人生にはあるんです。
どんなに大事なものでも諦めたり、優先順位をつけたりしなければならないことが。
そして「真に想う」というは一緒にいることだけではありません。
相手の望みや夢を応援してあげること。
感情に流されてこれを忘れてはいけないのです。
普段はあまり深く考えてなさそうな2人ですが(特に春田)、ちゃんとこのような決断ができるというのは素晴らしいことだと思います。
そう考えればとても切ないこのラストシーンは、むしろ納得できる結末なのではないでしょうか。
おっさんずラブ映画のラストが切ないのは2人の愛が本物だから
またこの切ない選択をすることができたのは、春田と牧の愛がより深く本物だからと言えるのではないでしょうか。
シンガポール行きを打診されるシーンで、牧は春田から贈られた指輪をじっと見つめます。
あれには様々な思いが込められていると感じました。
離れていてもずっと心はつながっていると強く信じることで、自分の背中を押そうとしたのかもしれません。
そしていつか日本に戻った時には今度こそ結婚して一緒になりたいという強い覚悟。
もちろん春田もそのことが理解できたので受け入れたのだと思います。
このように2人が揺るがない本物の愛を共有できたからこそ、離れ離れになる決断ができたのです。
切ないラストではありますが、それは悲しい結末ではありません。
幸せな未来を確信できるからこそ今はお互い別の道へ歩き出そうという、希望に満ちたラストなのだと私は考えます。
テレビシリーズの純度100%ハッピーのラストシーンは間違いなく最高でしたが、映画のラストもそれに負けないくらい深くて最高のラストなのだと言いたいぞ!
おっさんずラブ映画の最後の結末をネタバレ!
前項では春田と牧の心情を中心に考察させていただきました。
ここではさらにおっさんずラブ映画のラストシーンを改めて詳しくお伝えさせていただきます。
個人的な感情も乗せて、できる限り臨場感MAXでお届けしますね笑
おっさんずラブ映画のラストシーンはエンドロールの後
「劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」の真のラストシーンはエンドロール終了後にあります。
ついうっかり途中で視聴をやめてしまわないように注意ですよ。
実際に劇場でもその前に席を立ってしまう人がいたようですが、非常にもったいないですからね。
春田と牧が別れを告げるシーン
エンドロールが終わると、海の見える展望台のようなところが映し出されます。
片隅のベンチには春田と牧の姿。
牧はスーツケースを携えており、シンガポールへの出立の日のようです。
「じゃあいきますね」と別れを告げる牧に「おう」と返す春田。
いつもの飾らない2人のやり取り。
「偉くなれよ、牧」と春田が言うと「春田さんも夢を叶えてください」と牧が精一杯のエールを返す。
はい、ここまではフリですよ。
来ますよエモいのが。
準備はいいですか?
お互いを想いながらそれぞれの道へ歩き出す2人
春田の「じゃあな、りょうた」に対して、牧が「なんですか‥‥いってきます、そういち」
恥じらいながらお互い下の名前呼びからのドーン!
春田の方から優しいキス&熱いハグです。
そしてハグしながらも春田のなんとも言えない切ない表情。
ここで見ている方もぐわーっと胸が熱くなります!
お互いの夢を叶えるための別れであること。
離れてもこの気持ちは絶対に揺るがないこと。
それを頭で分かっていてもこみ上げる感情。
春田の切ない表情はこんな抑えられずやり場のない感情の現れなのではないでしょうか。
そして時が来てお互い別の道へ歩き出す‥‥
ということろで映画は終わります。
愛する人を応援したい気持ちと離れたくない気持ちの葛藤を描いた見事なラストシーンではないでしょうか。
まとめ
>>>テレビシリーズ番外編 おっさんずラブ2作目の炎上に関してもチェック!
話題のテレビドラマの映画版を「おっさんずラブ映画のラストは切ない?最後の結末をネタバレ!」というテーマで取り上げさせていただきました。
最後の結末をネタバレ込みで詳細にご紹介させていただき、どうしてそのような選択になったのか?その時の春田と牧はどういう感情だったのかを考察させていただきました。
おっさんずラブ映画のラストシーンは確かにとても切ないものです。
しかしながらそれは互いに夢を応援したいという気持ちと離れても想いは変わらないという決意に支えられた希望にあふれるものだと考えます。
そして2024年1月現在、待望の続編であるおっさんずラブ-リターンズ-が放送中です。
さらにその後2人がどうなっていくのか楽しみに見守っていきましょう!
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